促進剤について

私の場合、長く苦しんだ分、薬の効果が良い方向に出たと先生も説明してくれた。
苦しく、行ったり来たりしていた陣痛が、上り坂を登るように、ぐんぐんと力強くなって、あれだけ開かなかった子宮口が4時間弱くらいで全開になったのだから、薬を入れて貰って良かったと痛感している。

産前、薬に対しての抵抗感は、もちろんあって出来れば避けたかったけれど、もともとうちの先生は、出来るだけ薬には頼らない方向でという方針を打ち出していたし、検診でもほとんど顔を合わせない外来じゃない助産師スタッフ達とは違って、先生を信頼している気持ちがあったので、先生が「薬で」と言ったときには、安堵と感謝でクラクラした。

もし次回の出産があるならば(陣痛の最中には、もう二人目は要らないと話したくらいだったけど)、子宮口は思いっきり開くだろうし、心配は少なくなったんじゃないかなと、今は思っている。